萩焼(はぎやき)
長門国(山口県)萩の陶器で永生(1504~21)ごろに始まったとする説もあるが通説では毛利元が萩へ築城隠居して
まもなく、かねて文禄、慶長の役に従帰した朝鮮人陶工李敬が、松本に良質の陶土を発見して開窯したのが始まりという。
李敬はその名を坂本八助と改め、さらに坂高麗左衛門と称した。その子孫も毛利公に保護され、現在11代に及んでいる。
李敬の兄李勺光の孫山村平四郎光俊が始めた深川焼、三輪休雪の三輪窯、林半六らの系統の窯もあり、これらすべてが
萩焼の名で呼ばれる。
田村悟朗作萩焼茶碗